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ゼロカロリーの恐怖、

年末年始で食べ過ぎてしまい、体重が増えるといつも以上に目に入ってくる言葉が、ゼロカロリー!カロリーオフ!という言葉ですね。実際のところ、ゼロカロリーの食べ物を食べていれば痩せるのか?それは本当に健康のためになっているのかを考えてみたいと思います。

ゼロカロリー・カロリーオフの定義

ゼロカロリー → 100ml当たり5kcal未満(これは、ノンカロリーも当てはまります)

カロリーオフ → 100ml当たり20kcal未満(他には「低カロリー」「カロリー控えめ」などが当てはまります)

栄養成分の内容量が一定基準を下回っていれば、「無」「ゼロ」「ノン」「レス」と表示できます。スティックシュガーがだいたい5gで19kcalになるので、スティックシュガーが一本分入っていても、カロリーオフという表示になります。

ちなみに、ゼロカロリー表記の書いていない炭酸飲料にはこれだけの量の砂糖が入っています。

ということはゼロカロリーっていいの?

と思う方がいるかと思いますが、ゼロカロリーという表記には秘密があり、カロリーを下げるためにカロリーのない人工甘味料が使われていることがあります。人工甘味料とは、天然には存在せず、人工的に合成して作った甘味料のことをいいます。

よく使われている3つの人工甘味料について

・アスパルテーム

砂糖の160〜220倍の甘みがある

よく使われている食品…ダイエット食品、清涼飲料水、菓子など

副作用…頭痛、めまい、抜毛、月経不順、脳障害、子どもの多動症、アルツハイマーや失明

・スクラロース

砂糖の600倍の甘みがある

よく使われている食品…炭酸飲料、菓子類、乳製品、デザートなど

副作用…成長の遅れ、赤血球の減少、肝臓・脳の肥大、白血病・白内障の可能性を高める

・アセスルファムカリウム

砂糖の200倍の甘みがある

よく使われている食品…砂糖代替食品、菓子、清涼飲料水、漬物、つくだ煮など

副作用…頭痛、吐き気、視覚障害、発がん性

これを見ると、カロリーが低ければいいということではないことが分かりますね。

人工甘味料がもたらす体の変化

①肥満の原因

人工甘味料は「肥満ホルモン」といわれるインスリンや、インスリン分泌を促進するインクレクチンという物質などに影響を与えます。人工甘味料の入ったものを摂るとインスリンが大量に出てしまい、余分な脂肪を体脂肪として溜め込んでしまいます。結果、ゼロカロリーの食べ物を食べても太ってしまいます。

②味覚を狂わせる

砂糖の100〜数万倍という人工甘味料は、舌・胃や腸・すい臓にあるといわれる甘みを感じるセンサーを狂わせます。特に、胃で甘みを感じるとグレリンというホルモンが分泌されます。このホルモンは、脳の視床下部に作用して食欲を増進させてしまうのです。さらに、このグレリンには脂肪を増やし、太らせる作用まであるといいます。

③依存性がある

麻薬や覚せい剤中毒のように、人工甘味料入りの飲料や食品には習慣化から、依存症や中毒症へ移行することもあります。甘みの強い飲料や食品を食べると、脳は錯覚し満足感を感じます。そして、「もっと食べたい!」という欲求が強くなり甘みの強烈な食品を食べることが習慣化してしまい食欲が増進され、依存症や中毒症になってしまうのです。

ゼロカロリーという誘惑

ゼロカロリーという言葉は魅力的ですが、体のことを考えるとゼロカロリーのものを食べていると余計な体脂肪を蓄え、痩せにくくなることがわかります。さらに依存性があるのでこわいなぁと私は思います。

ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまったのであれば、次の日の食事の量や質を考えることが大事です。予定が決まっているものであれば、その日1日の食事から考えるともっといいと思います。食事の管理+運動でストレスフリーで健康な体を保てるようにしましょう!

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