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指導の際スクワット動作【しゃがむ】を行うのなんでですか?

筋トレ種目の王道と呼ばれるスクワットですが、下半身の筋力などに使われることが多くあります。

スクワットは→【しゃがむ】ということなのですが、

トレーナーとしては下半身を鍛えるという目的のみでスクワットをやって頂くことはありませんので、私が指導の際にこんな感じで使ってますよというので紹介出来たらと思います。

スクワットはしゃがむ際に複合的に関節を使う多関節運動と呼ばれるものになります。

【その逆に単関節運動は1つの関節だけが動く運動もあります。例えば肘を曲げて行うアームカールなど「肘関節の曲げ伸ばし」】スクワットを実際に行ってみると、主に3つの関節が利用されているのがわかります。

→股関節【お股付近】膝関節【膝のところ】、足関節【足首】になります。

かなり前の写真ですが、こちらの写真を参考にみてみてください。

立ったときからしゃがむまでの動作を何度かやって頂くことがあるのですが、前から、横から、後ろから動きをみさせて頂き、柔軟性やどこから動かしてるのか運動連鎖と呼ばれる【身体が連動して動くことを『運動連鎖』といいます。】ものをみています。

こちらは普段の癖が出ますので、なにに問題があるかなど把握のために使います。また終わった際とのビフォー・アフターで動きがスムースなったかなど一緒に確認していきます。

2枚目の写真のような動作をしたまま、下半身のトレーニングなどすぐに導入してしまうと、関節への負担が増大したり、関節やその周囲組織へのメカニカルストレス【力学的負荷】が増大したりしてしまいます。

その結果、障害が発生してしまう可能性がありますので、そちらを行う前のプレエクササイズ【トレーニング前に行う準備運動全般の事】を考えるためにやって頂くことがあります。

またスクワット=鍛えるものという考えで筋肉を余計に緊張させる動きが当たり前だと思っている方もいらっしゃることもあります。

本来関節の動きがスムースに動く組織の状態であれば楽にスクワット【しゃがむ】ことが出来ますので、鍛えるというのも大切ですが、楽な動かし方や柔軟な身体というのも死ぬまで身体とは長いお付き合いですので、そちらに重点を置き、身体を教育いくのも良いのではないでしょうか?

ではまた。

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