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ダイエット中の油について考えてみる

Fotolia_56834583_XS油はダイエットの敵!」、「健康に良くない」などの認識をお持ちの方が多いのではないでしょうか?最近では糖質制限、MEC食、などの油「脂質」を多く取るダイエット方法が港に溢れ、注目を浴び、みなさんの油「脂質」への興味、関心も高まっているかもしれません。

今回は油「脂質」がどんなものなのか考えていきたいと思います。

身体における油の役割は?

油、「脂質」(lipid)とは生物中に存在する水に溶けない(溶けにくい)物質を総称したものです。

身体の中では以下のような役割を持っています。

  • 皮膚を保護する
  • エネルギーとして貯蔵する
  • 細胞膜の成分になる
  • 動物の体温を保つ断熱材
  • 代謝活性をコントロールするホルモン
  • 体温や血圧、筋肉の働きをコントロール

これを見るだけでも重要だと思えませんか?

実際には自分たちの身体で脂質を作り出す能力も持っており、他の生物から摂取しなければならない脂質と分かれます。以下の図を見てみましょう。

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脂質「脂肪酸の種類」

飽和脂肪酸「非必須脂肪酸」
バター、ラード、牛や豚の脂身ココナッツ油、ヤシ油などなど。
摂りすぎな油。特に牛肉は脂質が多い物が多く、牛ロースなどは豚ヒレの3倍の脂肪を含む。洋菓子「ケーキ等」や揚げ物炒め物料理で摂取しがち。体内合成ができる。

不飽和脂肪酸

一価不飽和脂肪酸「非必須脂肪酸」
オメガ9「オレイン酸」
オリーブオイル、キャノーラ油、ひまわり油、ピーナッツ油など。糖やタンパク質で体内合成できるため、積極的にとる必要がないが、オメガ6の代わりにに摂取したい。

多価不飽和脂肪「必須脂肪酸」

オメガ6「リノール酸」

ベニバナ油、コーン油、大豆油など。摂り過ぎがな油。無意識に摂り過ぎてしまうので積極的に減らすようにする揚げ物などで使うと1食で1日の必要量を超えてしまう。

オメガ3「αリノレン酸」「DHA」「EPA」

青魚の油、シソ油、亜麻仁油、エゴマ油、くるみ、グリーンナッツ油など。積極的に摂るべき油。抗炎症作用や血液サラサラにする作用がある。植物性の食品「エゴマ油や亜麻仁油」に含まれるが積極的に摂取しないと不足する。

トランス脂肪酸「非必須脂肪酸」

マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなど、加工された油など植物油に水素を添加し、飽和脂肪酸に近い形をした、人工的に作られた科学的なもの。体内の代謝機能低下を乱す。摂取は基本的ににしたい。

このように脂質にもたくさんの種類かある訳です。

あなたはどんな脂質を摂っていたでしょうか?

EPA DHAについては厚生労働省の方でも18 歳以上では、g/日以上の EPA 及び DHA 摂取量(魚で約 90 g/日以上)が望まれると推奨しています。

積極的に摂りたい脂質は摂れていましたでしょうか?

つまりダイエットにおいて気を付けたいのは脂質の種類です。普段から揚げ物や霜降りのお肉、ケーキ、加工食品など食べているとするのであれば、まず必要な脂質を食事で摂る事を心がけて体内で合成できる脂質との割合を変えてみてはいかがでしょうか?

Fotolia_67539578_XS今の季節ですと秋刀魚や鮭、鯖が旬ですね。大根おろしと合わせてみたり鮭は鍋に入れたり他のお野菜と包み焼きなどにするととても美味しいですよ。

人間は脂質を美味しいと感じるような仕組みを持っています。これは人間に限った話ではありません。生き抜く為には必要だったのかもしれません。しかし現代では私たちの住む日本はとても食べ物で溢れています。脂質もエネルギーですから摂りすぎれば太りますので一日の消費エネルギーよりも摂取エネルギーが超えないように気を付けてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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