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11.102015
肉を食べるならグラスフェッド!MEC食や糖質制限にもオススメ

最近、肉食女子という言葉をよく耳にするようになりましたが(これは食べ物とは直接関係がないですが…)実際、女性で肉が好き!といって焼き肉によくいく方も多いようです。
ダイエットの観点からすると「肉って太りそう」というイメージが未だ強いかもしれません。
しかし、昨今の糖質制限ブームにより、肉を積極的に食べる人が以前より増えたように感じます。
なぜなら、肉こそ高栄養で太りにくい、むしろ代謝をアップさせるのに非常によい食材という理解が広まってきたからでしょう。
以前ご紹介したMEC食(肉 Meet 卵 Eag チーズ Cheeseを中心に食べる食事法)でもそうですが、糖質制限という糖を避けて、高タンパク高脂質な食材を食べる食事がダイエットや健康に良いとも言われています。
この辺が本当に正しいかどうか?は諸説ありますので、糖質は絶対悪!食べるべきではない!とまでは言いませんし、糖質制限こそ最高だ!とも言うつもりはありません。
しかし、糖質を普段積極的に摂っている人にとっても、肉は大切な栄養源であることは間違いないのですが、脂の多い肉はできるだ避けたい…となってしまうのではないでしょうか?
普段手に入る肉のほとんどは、穀物が餌のグレインフェッド肉
普段、お肉を食べるときに、その肉が牛か豚かだったり、産地はどこか?ということを気にすることはあっても、その肉は何を餌にして食べていた動物なのか?を気にしたことはありますか?
私たちが食べたものから出来ているのと同じように、私たちが食べる肉も、生きている時は何かを餌にして、それで作られた身体だったわけです。
単純に私たちでも、怠慢な生活をしていれば脂肪の多い緩い身体になりますし、何を食べるかを考え、しっかり運動をしている人は引き締まった脂肪が少なく筋肉質な身体になるでしょう。
しかし、私たちが食材として美味しい肉を食べたいという時、どういった肉が美味しいと評価されるでしょうか?
好き嫌いはあるかと思いますが、一般的には霜降りと言われるような筋肉の間にサシが入った肉や、後は赤身だとしてもとにかく柔らかい肉というのが主流であるように思います。
これらの肉は基本的には、そうなるように育てられていると思ってください。
何を餌にしてどうやって育てたか?で肉の質は大きく変わるのです。
表題のグレインフェッドとは、「穀物」を中心にした餌の肉ということです。穀物とは、特にトウモロコシが多く使われます。つまり、糖質をたくさん摂らせるのです。
さらに、運動をできるだけさせない方が、筋肉が柔らかく、脂肪もつきやすくなるため、できるだけ動かないように小屋に閉じ込めて動かなくさせる…。
いわゆる和牛のような霜降り肉はこうやって人間でいうメタボ状態にさせることによって作る必要があります。
基本的に牧草を食べる牛のような生き物に、穀物を食べさせる事によって、肉の質に変化がでるわけですから、栄養の質も変化します。
有名なのが脂の質。グレインフェッドになると、オメガ6系といわれる脂質が増えると言われています。オメガ6系の脂は、体内で炎症を増やし、アレルギーの原因にもなりえる脂です。
肉アレルギーという人はそんなに多くはないですが、肉にアレルギーがある人は、もしかしたら肉自体より、その肉のオメガ6によってアレルギーが引き起こされているという可能性もあります。
牧草を飼料にして、放牧された肉がグラスフェッド肉
グレインフェッドと対照的なのがグラスフェッド肉です。本来餌にすべき牧草を食べさせ、自由に動き回れるように放牧されているため、赤身が多いのが特徴です。
脂身が少なく、肉もグレインフェッドより硬くなってしまうため、日本では人気がなく、あまり出回っていません。
また、牧草中心の肉は臭いにも特徴があり、それが嫌だという人も多いようです。
元々オーストラリアやニュージーランドでは、グラスフェッドで育てられることが多いのですが、日本に輸出される肉は、わざわざ出荷の半年ほど前からあえて穀物を食べさせるロンググレインという方法で、肉の臭いを消したり、肉を柔らかくするという手法を用いたりするようです。
グラスフェッドは、グレインフェッドに多いオメガ6とは違い、牧草を飼料としているためオメガ3の割合が多くなります。脂自体が減り、炎症を抑える作用のあるオメガ3の割合が多くなるため、オメガ6とオメガ3のバランスが整い、悪影響をなくしてくれるのです。
牛肉だけでなく、羊肉や馬肉もグラスフェッド
グレインフェッドより、グラスフェッドがいいのはわかったけど、それは牛肉だけでしょ?他は?
とおっしゃる方もいるかもしれません。
基本的にグラスフェッドとなっているのは、羊肉や馬肉もそうです。
また、ジビエといわれるシカやイノシシといった自然の肉も、穀物はあまり食べていないでしょうから、ほとんどグラスフェッドと考えてよいでしょう。
もちろん、グラスフェッド以外は駄目!というわけではありませんが、肉を以前より多く食べるようになった!という方たちは、是非その肉がどういう育てられかたをしたのか?
を知って食べてみるとよいのではないでしょうか?