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11.22019
某大御所も悩んだ眼瞼下垂の改善についての考え方のまとめ

こんにちは。スタッフの山家です。
今回はお題の通り眼瞼下垂の改善の考え方について普段一緒にトレーニングを受けてくださっている方からの相談でアドバイスをさせて頂いたところ、手術しなくて良い方向には動いてるとのことで、その考え方についてブログにてまとめたいと思います。
そもそも眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが垂れ下がり、上がりにくく、目が十分開きにくい状態のことです。
大きく2つに分けられておりまして、1つ目は生まれつきまぶたが下がっている先天性眼瞼下垂。まぶたをあげる筋肉の力が弱いか、もしくは欠損しているために起こるそうです。→眼瞼挙筋(まぶたを上げる筋肉)の働きが不良片眼性と両眼性があるそうです。
2つ目の後天性眼瞼下垂といい、加齢や皮膚のたるみ、コンタクトレンズの長期使用、長時間のパソコン使用、アトピーや過剰なメイクでのまぶたのこすれ、神経麻痺・アレルギー疾患、外傷後のひきつれ、白内障の手術後など様々な原因で発症すると言われています。
最近ですと、大御所タレントの方が眼瞼下垂についての手術や悩みを公表した事により、この言葉を知ったという方が多いのではないでしょうか?
実際保険適応というのもあり、基本的には○万円【結構お買い得】の手術になるので、それで治るならという選択肢はあるにせよ、後天的眼瞼下垂においては原因の多くは日常生活にあると考えられるので、そちらに原因があるのでは手術後同じような事を繰り返し行った時にどうなのか?というのが疑問に残りました。
ということで、今回はカウンセリングをさせて頂き、お客様の日常生活から原因について探っていきました。
これにより考えられたのが仕事での姿勢、首の位置のズレの状態や、筋バランス、筋肉の使い方に問題が出ているのではと思い、職業的に筋肉系でしたらアドバイス出来るとのことでセッションでやってみることになりました。
行わせていただいたことまとめ

前頭筋を使いおでこにシワが寄った状態
座った際のの坐骨【お尻】からの頭部までの緊張を取り除き、位置関係のバランスを整えます。
首が常に前にある状態でまっすぐ見ようとしても見え上げる形となり、前頭筋でおでこにシワを作り、まぶたを広げようとしているように感じました。
本来使いたい筋肉でいうと眼瞼挙筋【やミューラー筋】と呼ばれるところが眼の開閉をコントロールするところに当たるのですが、こちらの筋肉ではなく前頭筋をつかってしまうという筋肉に使われ方と感じましたので、【代償動作】
なるべく上半身がフラットな状態【首の位置関係なども含む】から眼瞼挙筋での目の開閉の練習を行って頂きました。
また普段からイライラしやすいとのことで頭部全体の皮膚の緊張も感じられましたので、こちらの運動の前に事前に皮膚も振動などで、緩めてから行っています。
※普段のストレスを軽減することも大切ですが、本人自身が歯ぎしりや力みに気づかないままの場合が多く、まず緩んでる状態を知ってもらうというのも大切かと思います。
お客様さまからの感想としましてはこんな目の開き方やったことないとこころを使ってる感じなどするという事でしたので、本来使いたい筋肉【眼瞼挙筋】を意識的に使えるようになったのではないかと思います。
最初は最近ずっと使ったことない筋肉ですと持久力はありませんからすぐ疲れやすかったりします笑 違いを感じ取りながらまぶたを開けるようになると良いかなと思います。
これが全てではないとは思いますが、良かったら画像も含めて参考にしてみてください
。※手術を否定してるものではなく、先天性の場合など手術が必要な場合もございますので、信頼できるお医者さんなどにご相談の上行ってください。

前頭筋

前頭筋動き

眼瞼挙筋
画像引用先 ヒューマンアナトミー・アトラス2017エディション。
眼瞼構造参考画像リンク【株式会社イナミ】【引用】
【目の構造】わかりやすいので良かったら!↓↓
http://inami.co.jp/inamaga/detail/?contents_type=480&id=1702